こんにちは。一級建築士・電気工事士のナベノヤです。
今回は、実際に各種スイッチ交換をしてみて、気付いたことを記事にしました!
「スイッチ/カバーだけ交換してみたいな!」
「カバーだけ簡単に交換できるってよく見るけど、どんなことに気をつけたらいい??」
そんな方におすすめの記事です。
変わったスイッチや特殊なカバーは、大きさが小さくて今まで隠れていた壁が見えてくることも。細かいことを気にする方にはオススメできず、おおらかなマインドの方には超オススメです!!
スイッチコンセントのカバーのみ交換
まずは、電気工事士の資格なしでできる、カバーのみの交換からみていきます!
我が家の洗面脱衣所のせま〜い壁についてるこちらの3口スイッチを交換していきます!
元々は、パナソニック「フルカラーシリーズ」のネーム付きスイッチに、新金属プレートの組み合わせ。
5年前にリノベーションした時に適当につけたので、シルバー感がちょっとな、、と思ってましてん。
ということで、用意するのはプラスドライバーのみ!
はい、簡単にとれます。食い込んだりひっついてたりする時もあるので、ちょっと引っ張ったらとれます。
こんな感じで、取り付け枠とスイッチが見えてきます。壁紙はきちんとプレート内まで貼ってあるので大丈夫ですね!
プレート交換でスリムになったのがわかりますか??
この白はかなり純白!という感じで、壁紙の色によっては目を剥いた白さのようになるかもしれません。
今回も、アイボリーがかった白いクロスなので、少し白目立ちしてしまいました。
左右5mmほど小さくなっているので、気になるときはマイペットやマジックリンなどでふいてくださいね!
プレート取り付け前の方が拭きやすいですが、水分がスイッチ内に入らないようにだけ注意!!
今回、スイッチがちょっと壁から浮いてる感じだったので、写真のように壁との隙間や、スイッチとプレートのツラが若干ずれた感じになりました。
ピタピタのサイズで誤魔化しの効かない形状です。
おかーちゃんテキトー人間やから気にならへんやろ〜
それより、スイッチの黄ばみと日本語表記のダサさが際立ったから次は中身変えよ。笑
プレート交換自体は、とても簡単にできましたよ!
SMLのプレートについて、真鍮カバーの交換についてはコチラの記事で紹介してます◎
【真鍮スイッチとは?】カバーやプレートまですべて紹介今回使ったのはこちらの商品です◎
toolbox「メタルカバー」の黒い「鉄」に交換していきます。
実はtoolboxでは売り切れていたので、メルカリで購入しましたよ
メゾネット仕様の我が家の、玄関入ってすごく目立つところのスイッチコンセントです◎
はい、写真撮り忘れましたが、元々ついていたのは、上のSML交換と同様パナソニック「フルカラーシリーズ」の新金属プレートです。
取り付けはなんと、ドライバーいらず!磁石でくっつきます!!
ここのコーナーは、アイアンのブラケットライトがついていて、SALONIAのマットな黒のかっちょいいドライヤーを置いてるので、今回この黒い「鉄」プレートをコーディネートしてみました◎
い、いつか、物置改めましてカッコいいカウンターにするからね、、、
横からみるとこんな感じ。プレート隣接の黒いのは影ではなく、埋め込みスイッチボックスの開口部が少し見えてしまってます。
上から見ると、少し壁から浮いてるのがわかります。
モルタル壁面で、埋め込まれているスイッチボックスの縁がモルタルで盛り上がってしまっているところにちょうどメタルプレートの足が当たって、ちょっと右側だけ浮いている模様。なので、後日ハツリとってみようと思います!乞うご期待!!
真鍮スイッチ記事内で真鍮プレートの交換も紹介していますので、こちらも合わせてどうぞ!
【真鍮スイッチとは?】カバーやプレートまですべて紹介スイッチ・コンセントごと交換
次に、カバーだけでなくスイッチ・コンセントまで交換してみた様子をお伝えします!
玄関入ってすぐに洗面がある我が家。
スイッチコンセントが合体したこちらを、陶器のスイッチコンセントコンビに交換してみます!
こちらも元々はパナソニック「フルカラースイッチ」の新金属プレートですね
用意するのは、プラスマイナスドライバー、電工ナイフ、差し込みプラグ。
ブレーカーは必ず落として作業しましょうね◎
モダンプレートなどビスが見えてないタイプは、マイナスドライバーで取り外しできるので、メーカーサイトを参照くださいね(我が家には1ヶ所もありませんでして;;)
こちらはかなりなが〜いネジなので、根気よく!
ここの壁裏は、スイッチボックスではなく「はさみ金具」で取り付けされてました。壁の中に落としたらアウトなので、ネジの最後は慎重にはずしていきます。
はさみ金具とネジはのちほど使います!
アメリカンスイッチのスイッチコンセントのコンビは、2連の大きさのものなので、ボードを横方向に大きな穴になるよう切っていきます。ボードカッターが見当たらず、ノコギリと普通のカッターで根気よく切りました。笑
※ボードは粉がたくさん出るので、床になにか敷いておくと片付けが楽ですよ◎
どれがどの線だったかわからなくなりそうなので、1本外しては移植して、、と繰り返しました。アメリカンスイッチは「渡り線」がなくなるのと、久しぶりの結線でテンパりながら、、!笑
通常使われている太さの線なら、日本製の汎用品と同じく差し込み穴に差すだけ!太いものは、端子をつけるか丸めてネジに巻きつけるかで結線できます。
また、端子ネジは通電するので、絶縁テープで巻いておきます。
壁裏に縦桟が出てきたので、はさみ金物の壁裏納まり具合と最終カバーの取付け位置の確認をしながら、はさみ金具でつけては外し、少し穴を広げ、、と慎重に進めます。
スイッチボックスなら、スイッチコンセントのとめ付けが固定されているところに向かっていくので簡単なのですが、はさみ金具だと位置がずるずる動くので、微調整しながら締めます。
※陶器性のカバーは割れないよう、ネジの締め過ぎに注意しましょう!
なお、取り付け枠とカバー裏のリムが干渉するので、カバーが壁ピタにならず、スイッチコンセントが若干奥まった感じになります。
陶器カバーは立体的なので、コンセントの差し込み口が大きいタイプのものはさせないですね。
上からみると取り付け金具が見えます。
横からも浮いてるのがみえます。
スイッチの操作感は、メカ系トグルスイッチよりソフトな感じ◎
セラミックプレートの方が元々の新金属プレートより上下寸法が1cmほど小さかったので、元々のプレートが壁紙に食い込んでいたラインが上下にうっすら見えます。
私は全く気にならなくなりましたが、セラミックプレートは特に寸法がピシッとでる素材ではないので、これくらいの施工精度でも、かわいいから許すよん♡っていう気持ちが大事!!
続いて、トグルスイッチを交換します!ブレーカーを落としてスタート!!
昔のJIMBOの可愛らしいスイッチ。気に入ってるので他の場所で使おう◎
ここもマイナスビスですね!
ここもマイナスビス!個人的には、この「線を差し込んでビス止め方式」が脱着も簡単で好きです。
青の絶縁カバーを差し込み、付属の圧着端子をかちこみます。
端子と電線の絶縁部分にわたるようかぶせて、あぶります。
ネジをはずし、端子を通して装着!この時上下どちらにつなぐかで、上にしてONなのか下にしてONなのかを変えれます◎
トグルスイッチはプレートが一体になっているものと、自分で組み立てるパターンとあります。
電線がかなり硬いので、ググッと押し込んで装着していきます。
プレートが変形しないよう、最後の締め付けはインパクトを使わず手回しで行います!
上からみたところ。壁にぴったり!
横からみたところ。こちらも壁にぴったり〜!!
こちらは、元々ついていたプレートより5mmほど上下が大きく、元々の痕跡が出てこずきれいな仕上がり◎
エンボスの入った壁紙は、こういうときにごまかし作用が効いてくる〜
おかーちゃん、なかなかやるやん!
圧着工具は、JIS規格のこちらが試験対応でおすすめです◎
コンセントも取り替えてみましたよ!
ブレーカーを落としてスタート〜
スイッチ、コンセントはメーカーカタログによると寿命は10年。
10年以上経ってても、問題なく使えてたらいいのですが、我が家はリフォーム時に予算抑えるためスイッチコンセントを既存再利用していました。なので、おそらく50年越え〜!
これから順番に交換していこうと思います、、!!
はさみ金具はまた使うので置いておきます。
絶縁テープを剥がし、マイナスドライバーでネジネジ。
くるん、と丸めてあるのを、ペンチで伸ばしました。
線を差し込むだけ!
位置を見ながら、上下均等に締め付けていきます
小さなネジを精密ドライバーで閉めますが、閉めすぎるとプラスチックが割れるので注意。
ぱちっとはまります◎白い壁紙に馴染みましたね〜!!
2ミリほどプレート幅が小さくなり、横から見ると元々の跡が見えます。
上からみたところ。プレート取り付け枠が少し小さくなってるので、よりスマートに美しく見えます。
こちらに変えました◎
スイッチ・コンセント、カバー交換してみてのまとめ
当記事では、実際にスイッチコンセント・カバー交換をしてみての気付きを紹介しました!
新築やリノベーション時に、スイッチコンセントを一新する場合はあまり問題ありませんが、今回のように、壁紙の張り替えなどなしで、大きさが異なるカバーに交換する場合は、細かいことを気にしない気持ちがとても重要です!
日本の建材は特に、クレームにならないよう丁寧に丁寧に開発されてい流のが、実際に交換してみてよーーくわかりました!今まで竣工検査で小言をいってしまった職人のみなさん、ゴメンちょ。。
カバー交換の注意点については下記です。
汎用品は、ちょっとダサい反面、きれいに見えるような細やかな工夫がされてます!
壁が少し凸凹していたり、スイッチコンセントの取り付けが難しい下地であっても、きちんと納まるようになっているため、メーカー純正ではないものに交換した時には、ズバリ細かい隙間などを気にしないのがポイントですーー!!
商品ごとの注意点は下記です。
角ばった形がカッコイイ反面、角がかなり尖っている&壁から飛び出たデザインのため、よく行き来する狭い場所、小さなお子さんのいる空間につけると、引っかかったりひっかいてしまったり危険!
また、壁面に接地する部分は汎用品より小さくなるので、横から覗き込むとプレートに隠れていた部分が見えてきます。壁の仕上げがきれいにされているか?もし汚くてもみえてきて気にならない性格か??を考えて。
取付け自体は磁石なので、ピタッと超簡単◎
汎用品より10mmスリムなため、購入前に必ず交換したいところのプレートを外して、壁仕上げがきれいにされているかの確認が必要!たまにプレートを外さず壁紙を張り替えたリフォームに遭遇するので、そのような場合、プレートの中まで壁紙が貼られてないのが表に出てきてしまいます。
また、水平垂直がピシッと出ているプロダクトなので、凹凸のある壁面だと、目の錯覚で歪んでいるように見えることも。
プレート厚みは汎用品とほぼ一緒なのですが、アールのない形状のため、出っ張ったように見えますね。
スイッチコンセント交換の注意点については下記です。
アメリカンスイッチは、結線自体は汎用品と一緒で特別な副資材も不要なのですが、初めて取り付ける場合は差し込み穴の位置が違うので判断に戸惑うかも。
また、セラミックプレートは素材の性質上精度が出ていないので、壁ピタにならなかったり、よく見るとスイッチコンセントが奥まっていたり、そういうのを許せるおおらかな気持ちが大事です!
toolboxのトグルスイッチは、電気工事に入る職人向けに丁寧な文章の説明が同封されています!
端子取り付けなどがあるものの、取り付け自体はスムーズにできました◎
トグルスイッチの場合は、スイッチ裏が大きいので、壁裏に障害物があると取り付けが難しくなります。
結線は差し込み式なので、超簡単!
また、スイッチ裏側が従来品の奥行きより小さい ので、壁内にちょっとゆとりができて納めやすかったです◎
以上、実際にスイッチコンセント・カバー交換をしてみての気付きでした。それでは楽しい空間づくりを〜!!
にほんブログ村
人気ブログランキング
はじめまして。スイッチプレートと検索してたどり着きました。
浴室洗面所リフォームを1週間後に控え、「そっか、ここまでこだわれるんだ!」と気づきました。
相談したいのですが、浴室暖房乾燥機のリモコンがw124×H120 なので、パナソニックのSO STYLEの3口スイッチを幅揃えで90度回転させて、上下に並べて付けたいのですが、どう思われますか?問題ありますか?
狭いので、そのまま縦での横並びはできません。
こういうところでコメントを残すのは初めてなのでお返事っていただけるのかわかりませんが…
初めまして、コメントありがとうございます^ ^
90度回転させてつけることは、使い勝手的には問題ないと思いますよ◎ただ、スペースが狭いとのことなので、配線スペースが取れるのか?(スイッチからでたあとの配線は、縦長方向に出るので、90度回転させると両横にでてきて、それを逃すくらいの壁裏スペースがあるのか?また、縦に流れる浴乾リモコンの配線をうまく逃がせるのか?)というところかな〜と思います。縦並びができたとしても、もしかしたら想定より2つが離れてしまった、、ということもありえるので、現場で職人さんに、なにができるのか聞けると良いですね^ ^